私共の遺品整理サービスは、お申込みをいただく際、
必ず、サービスに関するご利用規約を説明するのですが、
その中に、遺品整理サービス中に予期せぬ物が出た場合、
サービスを中止する場合がある旨を記載しています。
これは、細かく遺品整理をおこなっていく際に、最初のお見積り段階では
確認できなかった、対処できない物が出てきた場合の処置で、
例えば、危険物や犯罪に関わるようなものなどが該当します。
同業者の中には、戦時中に使われていたと思われる拳銃が出てきたりといいたことも
あったようですが、こういった危険な物以外にも、
お客様が予想だにしてなかったものが出てきて、一時、サービスが中断する場合もあります。
札幌市北区のお客様宅でのお話です。
台所の整理をおこなっていたところ、最後にカーペットを剥がしたところ、
床下収納の扉が出てきました。
事前のお見積りの際は、カーペットの下まで確認していなかったため、分からなかったのですが、
中を開けてみてビックリ!
なんと、金庫が入ってました!
金庫と言っても手提げ金庫ではなく、小型ではありますが重量のある金庫で、
扉を上向きにして、収納庫にすっぽりと収まっていました。
これには、お客様もビックリで、開けるにも鍵もなければ番号もわからない。
こちらとしても、中を開けないまま処分するわけにもいかず、
とりあえず、金庫は後日ということで、他の部屋の整理を終えました。
その後、金庫の件で連絡はありませんが、
こちらとしても、その後、どうなったか気になるところです。
※個人の特定を防ぐため、一部内容を変えてフィクションとして書いていますのでご容赦ください