私ども遺品整理社と懇意にしていただいている
法律家の方がいらっしゃるんですが、
この方、遺言書作成などの遺産相続に関する内容のスペシャリストな方で
私によく、こういうアドバイスをいただきます。
「遺産相続は必ず揉める」
中には円満に解決する事例もあるのですが、
そういったケースは稀で、
どんなに仲が良い兄弟でも、遺産相続となると、たかだか数万円でも揉める。
言われてみますと、私も祖父が亡くなった際に
通帳に10万円程度のお金が残っていたことが分かった瞬間から
相続人達・・・このときは兄弟でしたが、急に揉めだして
母が苦労したことを思い出します。
さて、遺品整理という仕事をしていると、遺産相続の揉め事のお話を聞くことも少なくなく、
あるお客様は、最初は相続人である兄弟みんなで遺品整理をしようということで、
亡くなったお父様の家をみんなで片付けていたのですが、
「これは俺のもの」「あれは私の物」と、次第に遺品の所有権を主張しだして
兄弟だけではなく、その配偶者・・・果ては相続に関係ない親戚までもが登場しての揉め事が勃発。
とてもじゃないが遺品整理どころではない、とのことで、
ご兄弟の方から遺品整理のご相談をいただきました。
「こんなことなら、最初から第3者の遺品整理屋さんにお願いすればよかった・・・」
遺産相続の揉め事を回避する意味でも、遺品整理屋は必要・・・なのかもしれません。
※個人の特定を防ぐため、一部内容を変えてフィクションとして書いていますのでご容赦ください。